和紙の原料となる楮(こうぞ)の木は、春から秋にかけて3~4メートルの高さに成長します。
体験の家に庭にもコウゾの株が10株程度あります。
この楮の生長の様子を季節を追ってご紹介します。
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前年の株から、新しい芽が伸びてきます。
一株から10~20本くらい芽が出てきますが、
込みすぎないよう適宜つみとり、
しっかりした幹を育てるようにします。
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1メートルくらいに伸びました。
このくらいになると横枝がたくさん出てくるので、
幹を太く育てるために横枝をつみとる「芽かき」をします。
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このくらいの太さなら手で簡単につみとれます。
お箸くらいの太さを超えると堅くなって、
つむときに幹の皮を痛めることがあるので、
なるべく芽が小さいうちにつみとります。
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つみとったあとからは、白い樹液がぽとぽと出てきます。
1週間おきくらいに見回って芽かきをし、
手の届く高さまでは1本の幹だけを育てるようにします。
11月下旬に収穫し、皮をむく作業に入ります。